ロイター通信によると、米政府高官は7日、イスラエルとパレスチナによる直接和平交渉の再開のために求めてきたイスラエルによる占領地ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植活動の凍結延長について、オバマ政権が現時点でこだわらず、別の方法で交渉再開を目指す方針に転じたことを明らかにした。 来週、イスラエルとパレスチナの当局者がワシントンを訪れて今後について協議するという。高官はエルサレムで記者団に対し「凍結延長を促すことで直接交渉を再開させる時期ではないとの結論に達した」と語った。 パレスチナ国家樹立を目指す直接交渉はことし9月に再開。期限を1年としたが、イスラエルが占領地でのユダヤ人入植活動の凍結を拒否、パレスチナ側が反発し10月に中断を表明した。(共同)