エジプト・カイロ(Cairo)で開かれたアラブ連盟(Arab League)の外相会合、アラブ和平イニシアティブ(Arab Peace Initiative、2010年7月29日撮影)。(c)AFP/KHALED DESOUKI 【7月30日 AFP】アラブ連盟(Arab League)は29日、エジプト・カイロ(Cairo)で外相会合を開き、イスラエルとパレスチナ自治政府による中東和平の直接交渉を原則的に支持すると同時に、開始時期についてはマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)自治政府議長にゆだねることで一致した。 議長を務めたカタールのハマド・ビン・ジャシム・ビン・ジャブル・サーニ(Sheikh Hamad bin Jassem bin Jabr al-Thani)首相兼外相は、会合後の会見でアッバス議長に交渉再開を認めたかどうか聞かれ、「合意はあったが、それは何を議題にし、
クリントン国務長官、イスラム圏へ科学使節派遣を表明 Secretary Clinton Announces New Initiatives to Bolster Science and Technology Collaboration With Muslim Communities Around the World 米国: 国務省 Department of State 2009年11月 3日 クリントン国務長官は、モロッコで11月3日に開催された「未来のためのフォーラム」にて、イスラム教徒が過半数を占める国々へ科学使節を送る計画を明らかにした。 同計画は、去る6月にオバマ大統領がエジプト・カイロ大学の講演で打ち出した「”仕切り直し”構想(”New Beginning” initiative)」の一環であり、科学使節に任命されたBruce Alberts全米科学アカデミー(NAS)元
「他人の宗教に対する、許されないほどの無関心さ」? 国際団体「国境なき記者団」(本部パリ)による、2005年の世界の報道自由度順位によると、トップはデンマークで、ノルウエーは6位。(ちなみに、世界167カ国中、日本は37位で、最下位は北朝鮮。) 報道・表現の自由度が高いことが世界でも群を抜くと見られるデンマークで、昨年からイスラム教に関連する報道を巡る問題が起きており、ノルウエーもこの問題にやや関わる、という事態が生じている。「表現の自由」の観点からだけでは、割り切れない問題のように思えてならない。 まずデンマークだが、「ユランズ・ポステン」(Jyllands-Posten)紙が昨年9月、イスラム教預言者ムハンマドの政治風刺画・漫画を掲載。その後、イスラム教諸国から抗議、及びデンマーク国内でのイスラム教徒のデモなどが起き、今年になっても波紋が広がっている。 これに続き、1月10日には、ノル
拝復。驚きました。すごい本を書かれましたね。ご自身が長年研究対象としてきた「イスラーム世界」という地域設定に、かくもきっぱり訣別(けつべつ)されるなんて。 9・11事件以降、イスラームにまつわる事件の多さから、「イスラーム世界とは何か」との関心が高まりました。私たちと異なる価値観の「イスラーム世界」というものがあって、それが西欧世界に対立しているように見えたからです。 しかしこの本は、統一的な実体を持つ「イスラーム世界」なんてなかった、と言い切ります。その空間概念は、主に19世紀に近代化を果たしたヨーロッパ知識人が自らの優越性を誇示するために、「ヨーロッパ」の対置概念として作り上げたものだからです。そして西欧からの名付けに呼応するように、イスラーム教徒の近代知識人も、既存の国境を越えた「イスラームの統一」を掲げます。 この「イスラーム世界」は、思想家や政治家の理念の中の共同体であって、実際
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