日本の経済社会は多くの課題に直面している。地域もまた同じである。日本の地域は、短期的にも長期的にも超長期的にも多くの課題が重層的に積み重なっており、これらが相互に絡み合いながら全体として低迷している。その解決の道は自明ではなく、各方面で試行錯誤が続けられている状況である。 しかし、難しいからといって手をこまねいているわけにはいかない。全ての人々は日本のどこかの地域に住んでいるわけであり、地域が多くの課題を抱えているということは、そのまま日本の経済社会、人々の暮らしが多くの困難に直面していることを示しているからだ。 この連載コラムでは、私が所属する法政大学大学院政策創造研究科(通称「地域づくり大学院」)の仲間たちを中心に、「地域を元気にしなければ日本は元気にならない」という精神でこれからの地域づくりを考えていきたい。 日本の地域が直面する諸問題を時間軸で考えると 私は経済社会の諸問題を考える
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