知られざるタイでの日本人選手のチャリティー活動 (1/2) 「イープン・スースー(頑張れ、ニッポン)!」 東日本大震災発生から、間もなく1カ月になろうとしている。あの日以来、日本ではずっとサッカーの公式戦は行われていないが、国内外のフットボールファミリーの動きは活発さを増すばかりであった。国内では、3月29日の日本代表対Jリーグ選抜をはじめとする数多くのチャリティーマッチが行われ、一方国外では、選手が喪章をつけてプレーしたり、あるいは日本語の横断幕による励ましのメッセージが掲出されたりして、大いに私たちを勇気付けた。 さて、いわゆる海外組の中で最初にアクションを起こしたのは、ケルン所属の槙野智章であった。アンダーシャツに日本語で書かれたメッセージを披露するパフォーマンスは、その後またたく間に他の海外組にも広まっていき、ある種のスタンダードになっていく。こうした彼らのアピールが、ドイツやオ