トップ > 北陸中日新聞から > 北陸発 > 記事 【北陸発】 発達障害 手薄な支援 現制度障害年金もらえず 2009年9月15日 時間計算の訓練に作業療法士中川さん(右)と取り組む長女=金沢市内で 『娘の将来不安』 金沢の女性 新政権に改善期待 生まれつきコミュニケーション能力が欠如するなど、日常生活に支障がある発達障害。その一つ「アスペルガー症候群」を患う長女(19)を持つ金沢市内の母親が、娘の将来に不安を募らせている。現状の制度では障害年金などが受けられず、公的支援が不十分と感じるからだ。民主党中心の連立政権誕生を直前に控え、母親は「早く改善を」と訴える。(報道部・福田真悟) 「五時五十八分の十分後は何時何分?」 昨年から通い始めた児童デイサービス。長女は机の上で、作業療法士から出された問題にじっと考え込んでいた。苦手な時間の計算の訓練だった。 母親は「私が死ん