30日午前11時半すぎ、神奈川県藤沢市片瀬海岸の交番に杏林大学4年の男子学生(22)が「海に入った1年生4人が戻ってこない」と届け出た。海上保安庁や市消防本部が海上を捜索し、午後2時までに漂流していた4人を発見した。2人が病院に搬送されたが、命に別条はないという。藤沢署などによると、漂流したのは同大学のライフセービング部の男子部員で、学生らは「台風時の救助訓練だった」と話しているという。 同署などによると、男子部員8人(4年1人、1年7人)が30日午前9時ごろ、レスキュー用サーフボードに乗って同市の江の島近くの片瀬西浜の沖合に出た。同20分ごろ、8人は引き返し始めたが、1年生4人が流され、自力で帰れなくなったという。 海保の警備救難艇などが30日午後0時40分ごろ、江の島から数百メートル南の海上で3人を発見。同日午後2時ごろ、海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」の乗組員が江の島沖10キロ付近