井上理 日経ビジネス記者 1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ この著者の記事を見る
バブル期に雑誌編集をずーっとやっていたので、市場の凋落ぶりを時間軸を追って適当に書いてみる(編集というのは、まとめることが仕事なので、自分の文が下手なのは許して)。 バブル期は意識してなかったけど、なんでも売れていた バブルへGO!!―タイムマシンはドラム式 (角川文庫) 作者: 馬場康夫,泡江剛,君塚良一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/01メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (22件) を見る 当時は何を出しても今の2倍から4倍は流通し、返品2割台(8割売れる)でそれなりの採算が取れていたから、経費に関してもデッドラインと個別の出費ガイドラインを守っていれば湯水のように使え経理もうるさくはなかった。俺は一時期はずっと返品14〜18%で会社トップだった。いまなんか、採算さえあっていたら返品5割でも休刊しないけど、そのころはバブルだから利益も出ていたとして
事実誤認があったので、お詫びして削除致します。→お詫びエントリー ブックオフ渋谷センター街店が扱っていた自由価格本の版元は以下の通りです。 御三家 ゴマブックス 情報センター出版局 NOVA出版局 自由価格本コーナーには上記3社の本が目立ちました。特にゴマブックスが多かった。正確には数えていませんが、1/4〜1/3はゴマブックスの本だったような気がします。これら御三家以外にも、以下の出版社の本が1冊から数冊ほどありました。 主婦の友社 ディスカヴァー・トゥエンティワン PHP 山海堂 大和出版 フレーベル館 ベースボールマガジン社 自由価格本はどこから来たのか さて、これらの本はどこからブックオフに来たのでしょうか。新文化によると、ブックオフの仕入れ方法は『出版取次会社が書店からの返本で在庫として抱えている既刊本を仕入れて販売する。』となっています。この文を素直に読めば、下図のようになりま
団塊世代と文学回帰〜定年後の作家デビューが始まる 以前、このコーナーで、「団塊世代と自費出版」というテーマを取り上げたことがある。今までの自費出版ブームを支えたのは団塊以前の世代であり、まだ現役意識の抜けきらない団塊世代は、人生総括的な色合いを持つ「自費出版」に関心はない、そうなるまでにはまだ時間が必要ではないかと書いた。ただ、いずれ、その時は確実にやってくるということも述べた。 最近になって、この予想は意外に早く現実化するかもしれないと思うようになった。それは、まさに団塊世代の女性が、定年を機に初めて書いた自費出版本がベストセラーになり、テレビドラマ化までされたという出来事があったからだ。この快挙に、「それなら、自分だって」と思った同年代も多いことだろう。 今回は、団塊世代自身の“本を出版する”“著作を持つ”ということの意味やこだわりを考えてみたい。結局のところ、読者の中から優れた
YOHANに対する銀行の融資がストップ、7月末で破産予定という情報を入手したのは、わずか2日前だった。なすすべがなかった。 賀川氏が去り、ランダムウォークが次々と閉店し、倉庫が移転縮小し、スタッフがどんどん辞め、という状況だったので、ああついに来たか、というのが業界の大方の感想だろう。 今回の事件の影響はかなり大きい。日本の洋書販売は、実は大部分をYOHANに頼っていたからである。洋書で有名な丸善も、かつては自前で洋書を仕入れていた時期もあったが、今ではすっかりYOHANに頼っている現状だ。もちろん影響は丸善だけにとどまらない。洋書取次の最大手が倒産したのだ。下手をすると、日本の書店から洋書が消え、洋書はアマゾンでしか買えない、なんて最悪の事態が発生する可能性だってあったわけだ。幸いなことに日貿や嶋田洋書、UPS、タッシェン、ベイカーなど、洋書の他卸が健在であり、仕入れ先を使い分けることで
少年少女科学倶楽部の『小学星のプリンセス☆』評から。 あともう一つはちょっとググってみれば解かるとおり、某学院の出身者だってことですね。んでもってスーパーダッシュの新人賞にそれらしい名前がないという状況で、まあ、正直別の捉え方として興味深いんだけど、それはまあ「この一作で消えてくれたら言うことはない」というだけにとどめときます。 しかしこの人の影で何人が人生棒に振っているんだろうねぇ。そしてこの人の影響で人生を棒に振る人が何人追加されるんだろうか。 文中で言及されている「某学院」というのはアミューズメントメディア総合学院のこと。「正直別の捉え方として興味深い」というのは、おそらく新人賞を経ずにアミューズメントメディア総合学院に関係する人脈の伝手でデビューしたと推測できるということを指しているのだろう。 先日、『小学星のプリンセス☆』の感想文を書いたときにそのことは少し気になっていて、「追記
ええと、つい先月、私の著書『ウィキペディアで何が起こっているのか』のご紹介をさせていただいたのですが……。その、ですね……。出版社がどうやら破産したようでございまして(汗。 (株)九天社 メンテナンス中です。いましばらくお待ちください。 そんなわけで、ウィキペディアで何が起こっているのかについては在庫限りで終了となりそうです。皆さん買うなら今ですよ!もっとも、いくら売れたところで私に印税が入ってきたりはしませんけど(笑。 もっとも、私は笑い事ですみますが、本を書くにあたってお世話になった編集の方や、共著の古田さんとかはその道で食べているプロですので、笑い事では済みません。生活に直結する大問題です。 出版不況は構造的な問題ですが、一方で、現在の出版ビジネスの枠組みを変えて収益構造を前向きに改めていかなければ、様々な出版のプロフェッショナルを失うことにもなりかねません。 ネットの拡大で
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