夏井:最初は守ろうとする動きがあるかもしれないが、遅かれ早かれ守られなくなるだろう。あまりにも無理がある日程だからだ。 現在は、4月に選考が始まり、10月までに内定を出している。経団連で定める正式な内定日が、卒業・修了学年の10月1日。そこまでに内定を出すには、8月開始から2カ月しかない。大手企業であればまだ何とかなるが、大手企業が終わった後にようやく学生の目が向く、BtoBの企業や中小企業がこの日程を守るとなると採用活動がかなり厳しくなるはずだ。もはや、このルールを守っていては、新卒を採れなくなるレベルと言える。 国が新卒採用に関してルールやスケジュールを提示すること自体に無理があるのではないでしょうか。 夏井:グローバルからみれば極めてナンセンスな話だ。本来であれば、国が決めることではなく、学校側が決めることだ。経団連の倫理憲章や国の指針で採用スケジュールを企業に守らせているのは日本く
![世界からおいていかれる日本のシューカツ:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)