バッハの2声のインベンションは、クラシックのピアノ学習者にとって一度は通らなければならない道となっています。 「バッハは苦手、嫌い」と言う人が少なからずいるのですが、確かにバッハの曲は人により好みが分かれると思います。 それには大抵「バッハは弾きにくい」という理由があるのですが、なぜ弾きにくいかというと… インベンションは2声、つまり右手と左手にそれぞれメロディーの役割があります。 今まで「右手がメロディーで左手が伴奏」という形の曲を弾いていた場合、左手でもしっかりと主張した旋律を弾かなければいけないバッハの曲は、最初は弾きにくいかもしれません。 しかしこの多旋律の曲が弾けるようになれば「左手を聴く力」が身に付くので、将来憧れの難しい曲を弾く時にも役立つはずです。 ベートーベンやショパンも、バッハの曲を練習して作曲に生かしていたそうですよ。 今回はそんなクラシックの基礎ともいえる「2声のイ