2021年12月30日のブックマーク (3件)

  • アニメにおける「縦の構図」と「垣間見」の精神 - tukinoha’s blog

    以前からこのカットが気になっていました。 『CLANNAD』第2話より、近景のクローズアップと遠景とを組み合わせた構図。上のカットの場合、視聴者に見せようとしているのは明らかに中央奥の人物であるにも関わらず、それを直接見せるのではなく、前方の遮蔽物越しに「垣間見」させている。このような構図を一般に「縦の構図」と呼びますが、これはどういった狙いで使われているのか、またどのような文化的背景から生み出されたのか、ということについて考えてみたいと思います。 最近のアニメ作品において、この「縦の構図」を多用したものとして『ef - a tale of memories.』が挙げられます。 前方の遮蔽物とにの比較によって、奥に描かれている人物との距離感、その小ささが強調されています。ここで僕たちはまず、二次元のアニメからどのようにして三次元の情報である「奥行き」を感じているのか、ということについて確認

    アニメにおける「縦の構図」と「垣間見」の精神 - tukinoha’s blog
    amaikahlua
    amaikahlua 2021/12/30
    垣間見って日本的。
  • 「豊饒の海」解説【三島由紀夫】|fufufufujitani

    三島由紀夫の「豊饒の海」は表面的には複雑な小説です。しかし要素に分解すれば簡単です。主に三つの要素、羽衣伝説、仏教、政治経済で成立しています。要点押さえて攻略してしまいましょう。 「豊饒の海」は、 「春の雪」 「奔馬」 「暁の寺」 「天人五衰」 の四部作です。 「天人五衰」の最後に 「豊饒の海」完。 昭和四十五年十一月二十五日 と書いて、三島はそのまま市ヶ谷自衛駐屯地へ行き、切腹しました。才能のある作家が、死ぬ日を確定させ、その日に仕上げた作品です。物凄く力が入って、複雑怪奇な物語になっています。一の主題の物語というより多くの要素をぶちこんでありますので、非常にわかりにくくなっていますが、構成要素を分解して考えれば明快になります。 構成要素1:羽衣伝説 登場人物は全て「羽衣伝説」にもとづいてネーミングされています。 このことを見つけ出すのに私は二年半かかりました。これさえわかればスムーズ

    「豊饒の海」解説【三島由紀夫】|fufufufujitani
    amaikahlua
    amaikahlua 2021/12/30
    豊饒の海と羽衣伝説の関係性は伝説的な発見だと思う。「国家権力を強化せずに経済だけを成長させるのは無茶だ」という説が興味深い。国をしっかりさせるのって大事だよね
  • ミレニアル世代を魅了する奇妙な音楽「ヴェイパーウェイブ」とは何か(木澤 佐登志) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

    ヴェイパーウェイヴ(Vaporwave)と呼ばれる音楽ジャンルがある。インターネット上で生まれたこの音楽は、ネットの海を回遊しながら様々なサブジャンルを生み出してきた。 2010年代に誕生したこの音楽ジャンルを特徴付けるのは「ノスタルジア」の感覚だ。 ヴェイパーウェイブは、その蒸気(vapor)の魔力によって80年代〜90年代生まれのミレニアル世代を惹きつけ、ついには一部のオルタナ右翼をも魅了するに至る。もはや輝かしい将来を想像すらできず、未来を「喪失」としか捉えることができない人々に向けて、心地いいノスタルジアの癒しを提供している、とも考えられる。 この記事では、ヴェイパーウェイヴを通して現在のアメリカ社会を覆うノスタルジアの問題について考えたい。 「商業BGM」への異様なこだわり ヴェイパーウェイヴは2011年頃を境に音楽ダウンロード販売サイトBandcampやソーシャルメディア/掲示

    ミレニアル世代を魅了する奇妙な音楽「ヴェイパーウェイブ」とは何か(木澤 佐登志) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
    amaikahlua
    amaikahlua 2021/12/30
    「未来に希望を抱けない世代の音楽」という文脈で山下達郎・竹内まりや夫妻が世界的に再評価される時代の誕生。