はじめに 作風・前作との違い 最大の特徴 ドンブラザーズとは何だったのか 雉野つよし 最後に はじめに 「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」 なんとすごいタイトルだろうか。 10年ぶりに「〇〇ジャー」でないスーパー戦隊だ!なんて、些末な話題でしかない。最終回を観終えた今でもよく分からない「暴太郎」という言葉。ここに造語を持ってくるのはお馴染みではあるものの、劇中でほとんど使われなかったためか、未だに新鮮さを覚える響きである。 そして、「ドンブラザーズ」というインパクトの強いヒーロー名。「どんぶらこ」は日本人なら誰もが知る言葉だが、そこに英語の「ブラザー」が加わることで、かっこいいのかふざけているのかよく分からない非常にカオスな名前となった。情報が解禁され、「暴太郎」が「アバター」からの連想であることを知り、実際に放送されると、ヒーロー達は戦いの場に強制召喚されるという、これまでにないシステムが披露