仙台は6月18日から27日まで、宮崎・延岡でトレーニングキャンプを行う。渡邉晋監督はこのキャンプにおけるテーマの一つに「攻撃のバリエーション増加」を設定。武藤雄樹は「攻撃陣としてこのキャンプで成果を出したい」と考えている。 武藤は昨季6月の堺キャンプで、相手の間でボールを受ける動きの質を高めて、出場機会を増やした。「今季は序盤から出場のチャンスをつかめて、相手ディフェンスラインのギャップに入ってボールを受ける回数も増えた。これをもっと伸ばしていきたい」と、手ごたえをさらなる成長につなげようとしている。 今季はスルーパスの出し手としてチャンスを作る場面も増えた。「相手ゴール近くでボールを受けてから、以前はドリブルしか選ばなかったのが、パスもドリブルも選べるようになった実感はある。でも、もっと精度を高めて、個人としての攻撃の幅も広げたい」というのが、キャンプでの個人的な目標だ。