モクレン「紅花山玉蘭」１４年ぶり開花 淡路市夢舞台「奇跡の星の植物館」 兵庫
淡路市夢舞台の「奇跡の星の植物館」で２２日夜、日本で唯一とされる中国・雲南省特産のモクレン「紅花山玉蘭（べにばなさんぎょくらん）」が１４年ぶりに開花した。 花の形が蓮華座に座る釈迦の姿に似ており「仏教の聖花」との異名も持つ。平成１２年の淡路花博で寄贈されたが、開花したのは２年後の１４年８月の１度だけ。開花後に枯れてしまったため、挿し木で維持してきた。その後も花が咲かずにいたが、１５日につぼみが付いているのが確認された。２２日朝にはつぼみが膨らみ、がくが割れて花びらが現れ、開花まで秒読み段階となった。 この日は、午後６時すぎに花びらが開き始め約１時間ほどで花の形となった。花の寿命は半日ほどだが、育成にあたってきた担当者は「１４年の歳月は長かったが、開花に立ち会えて報われた気分です」と感激している様子だった。
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