サイバー脅威検知技術を提供するDarktraceが発表した「Global Threat Report 2017」(PDF)にて、インターネットに接続されたカジノの水槽がサイバー攻撃を受けていたことが明かされている。カジノの名前は明記されていないが、北アメリカに存在するという(CNN)。 この水槽は温度調整や水質調整、自動餌やりなどの機能を備えており、インターネット経由でこれらの設定や監視ができるというものだったようだ。このカジノではVPNを利用してこの水槽をほかのネットワークとは分離していたようだが、Darktraceが調査したところ不審なネットワーク通信が検出されたという。通信先はフィンランドで、10GBほどのデータが送信されていたほか、水槽が外部からコントロールできる状態になっていたようだ。 Darktraceによると、この水槽から脆弱性を持つほかのデバイスを探索していたことも確認され
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