一匹の妖怪がヨーロッパを徘徊(はいかい)している。極右主義という妖怪が。 なんてね。 これはマルクスとエンゲルスが書いた「共産党宣言」の始まりの文。 「一匹の妖怪がヨーロッパを徘徊している。共産主義という妖怪が」ってのをパクってみただけ。 これは世界的に有名な文だから、知っておいて損はない。 でも今のヨーロッパで「寛容の精神・多文化主義」に対して、移民の排斥や制限を訴える「極右」という敵が動き回っているのはホント。 ヨーロッパ極右 イスラム諸国などからの移民を制限(時には「追い出し」)することで、自国の雇用の確保や、治安の向上を実現しようというもの。一見わかりやすいロジックであるうえ、長期にわたり高失業率に悩んできた西欧の人々にはかなり魅力的に映っている。 知恵蔵2015の解説 ブルカ(ウィキペディア) イスラーム教徒の女性が着る服。 ブルカはアフガニスタンで多い。 フランスやベルギーでは