名古屋大学の女子学生(19)が名古屋市昭和区の自宅アパートで女性(77)を殺害したとされる事件で、現場アパートの窓ガラスが割られ、何者かが室内に侵入した疑いのあることが7日、愛知県警への取材でわかった。 県警はいたずらや嫌がらせの可能性もあるとみて、住居侵入などの疑いで捜査している。 県警によると、アパートは2階建てで、1階にある女子学生宅のベランダの窓の鍵付近が割られ、鍵が開いた状態になっていた。近くにはこぶし大の石が落ちていた。県警では何者かが外からベランダに入り込み、窓を割って侵入したとみて、部屋から持ち出された物がないか調べている。 4日に女子学生を立ち会わせて行われたアパートの現場検証の際には異常がなかったが、捜査員が6日午前に再び現場を訪れたところ、窓が割れているのに気付いたという。