豆腐屋のある町に引っ越してきた。 僕が生まれ育った町にも、これまで暮らした街にも豆腐屋はなかった。豆腐といえばスーパーで販売されている、パックされたものだった。それが、アパートから歩いて一分とかからない場所に豆腐屋がある。引っ越した翌日、鍋を抱えて豆腐を買いに出かけた。豆腐屋で買い物をするのは初めてで、勝手がわからず、少し緊張したのをおぼえている。その日口にした豆腐はあまりに香りが良く、今まで食べてきた豆腐とは別物であるように思えた。それからというもの、朝がくれば豆腐を買い求めて、味噌汁を作るようになった。そうしているうちに、この豆腐屋はいつからこの場所にあるのだろうかと考えるようになった。 *
Hagex-day.infoの管理人、Hagexさんこと岡本顕一郎さんが背中を刃物で刺され亡くなった。 Hagexさんははてなブログ愛好者の間ではとても有名な方で、「ネットウォッチャー」として名を馳せていた。 ネットウォッチャーとは、ネットで起こる炎上事件や、俗にいう「香ばしい事件」を追い続け、面白おかしく記事にする人々のことだ。 ちなみに山本一郎さんも昔は「ヲチャー」と呼ばれていた。 Hagexさんはプロブロガーやサロンビジネスを展開するインフルエンサーを普段から手厳しくディスっており、人から恨みを買っていないといえば嘘になるだろう。 しかし、今回の事件を起こしたのはHagexさんが日々ディスっていたインフルエンサーではない。 むしろ、ほとんどのインフルエンサーは哀悼の意を表している。 普段散々Hagexさんにディスられた人たちでさえ、哀しまずにいられないほど衝撃的な事件だったのだ。 事
これは追悼文ではない。いま私は腹を立てている。岡本顕一郎氏が亡くなったと聞かされて腸が煮えくり返っている。混乱している。本当は悔しくて悔しくてどうしたらいいのか分からない。それでも「人気ブロガーが刺されて死亡」などの見出しを見ると、おかしな誤解が増えるのではないかと不安になる。「あれだけ無謀な活動をしていたのだから本望だろう」みたいな意見を見ると叫びたくなる。いま私は、私の知っている岡本顕一郎氏がどんな人だったのかを誰かに聞いてほしくて仕方ない。仕方ないから書いてる。これは追悼文じゃない。ただの八つ当たりだ。書き殴りだ。構成も何も考えてない。間違いなく読みづらいものになる。ぐちゃぐちゃになる。その点を先に謝っておきたい。 自分が故人とどれだけ仲良しだったのかをアピールするつもりはない。長い付き合いのある仲間だったと言うつもりもない。彼のことは何でも知っているとか少しも思わない。私は、ただ岡
あんま連エントリするつもりもないんですが、ちょっと午後電話が鳴りやまない状態でして、ずっと外出中だったので電話の電源が切れてしまいました。 それはそれとして、連絡の内容で「被害に遭った岡本顕一郎さんの人柄について」という内容ならまあ分からなくもないんですが、かなりの割合が事件の被害者の背後関係についてでして、変な報道になりかねないなと思って一応の注意喚起であります。 あくまで私の私見ですが。 ・ はてな社が加害者を放置したのが原因ではないか はてな社とは発信者情報開示請求で争ったこともあり、はてな社の考え方、筋の通し方もある程度知る私としては、はてな社の対応は非常に堅実&筋が通っており、適切に申し立てをしたり、話し合うことのできる組織だと思っています。 今回、取り沙汰されている加害者がはてな社のサービス「アノニマスダイヤリー(通称、「増田」 はてな社に登録IDは知られるが、対外的には匿名状
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