デジタルカメラの普及に押され、フィルム式カメラの需要は減少しつつあるが、そんな時代にあっても、トイカメラは根強い人気を誇っている。トイカメラが人をひきつける魅力とは何なのか。ロモ(ロシアのカメラメーカー)のアナログカメラやトイカメラを扱っているロモグラフィー・ジャパンの代表 浪上大輔氏と、トイカメラの輸入・企画・販売を手がけるフーヴィの代表・宮武博之氏に、トイカメラの魅力についてうかがった。 伝説のトイカメラ「Diana」 「トイカメラ」とは、本体やレンズ等、カメラを構成する部品のほとんどがプラスチックで作られたカメラのこと。価格も安価なものが多く、その呼び名からも玩具的な印象を受けるが、「"トイカメラ"という呼称は、最近になって生まれたものです。"トイ"と言っても、光学効果の独特さが芸術的に高く評価され、プロに愛好されているものもあるんです」(ロモグラフィー・ジャパン代表 浪上大輔氏)と