面白いとは何だろう？ - ハックルベリーに会いに行く面白いとは何だろう？ぼくは面白いものが好きだ。子供の頃からずっと、面白いもののことばかりを考えていた。いつしか、自分でも面白いものを作ってみたくなった。そして作ってみた。しかしできあがったそれは、あんまり面白くなかった。面白いものを作るのは、とても難しいということが分かった。そこでぼくは、ますます面白いもののことを考えるようになった。面白いものを作るためには、面白いもののことを考えるのが一番だと、ぼくには思えたからだ。考えることは、どんなに続けても苦にならなかった。だからぼくは、考え続けた。作ることの挑戦も続けたし、それ以外のこともしないわけではなかったけれど、かけた時間は考えることについてが一番長かった。おかげでぼくのこれまでの人生は、そのほとんどが、面白いもののことを考えるために費やされてきた。 その結果、「面白いもの」というのは、どうやら次の三つの概念に収束されるらしいことが分かった
