古くから身の回りにあったり、日用品として親しまれている何かに、別のコンテンツを重積する仕組みを乗せて、 課金システムを整備すると、恐らくはそこに、なにがしかの人が仕事をしていけるだけのプラットフォームが生まれるのだと思う。 運動靴をメディアにする 子供が外で遊ぶときには、必ず靴を履く。子供用の運動靴に、RFIDタグの読み取り装置みたいな機能を付けると、 鬼ごっこだとか、ケンケンみたいな、足を使った昔ながらの遊びが、少しだけ書き換わる。 実物大の双六みたいな、あるいは陣取り合戦みたいな、子供の頃は、グランドにいくつもの円を手で描いて、 じゃんけんでルール決めて遊んでいた。「ここは1回休み」とか、「ここに止まればもう1回」とか、ああいうのを、 お互いの約束でなく、RFIDタグを仕込んだカードを使って明示的に示せると、遊びの質が変わるような気がする。 鬼ごっこの境界だとか、安全地帯みたいなルール