通信が途絶えている日本の天体観測衛星「ひとみ」が地上の望遠鏡から撮影され、地上から見える「ひとみ」の明るさが数秒おきに変化していることが分かりました。専門家は「ひとみ」は何らかの理由で回転しているのではないかと指摘しています。 こうしたなか、岡山県倉敷市にある科学館「倉敷科学センター」が28日夜、「ひとみ」を地上から望遠鏡で撮影することに成功しました。撮影は10秒間に6回、断続的に行われ、1回の露出時間を長めにして1本の光の筋に見えるように行い、1枚の画像に合成しました。 その結果、「ひとみ」が明るく見えるときと、薄暗く見えるときがおよそ7秒おきに繰り返されていることが分かったということです。 また、アメリカ西部アリゾナ州の天文家も「ひとみ」とみられる物体を動画で撮影し、同じように数秒おきの短い周期で地上から見える明るさが変化している様子を捉えました。 こうした画像や映像について、JAXA