妙に好きなんだよな ロビーもいいけど、なんといっても廊下 大概窓がなくてちょっと圧迫感があるけど、一方で花瓶に花が活けられたりしてて落ち着いた雰囲気もある 部屋がたくさんあって、それぞれのドアの向こうに宿泊客がいるはずなんだけどわりと静かで、声が聞こえることはあまりない　空調の音はずっと聞こえる まれに人に出くわすこともあって、みんな内と外の中間くらいの油断度でウロついてるからお互い気まずい　なんとなく会釈をしたりもする こっちが到着初日なのに対してもう帰るっぽい雰囲気の人を見ると、先に旅行していた先輩だ！って思いと俺はまだ○日残ってるぞって優越感(？)が入り混じる 床は絨毯な印象があるな　足音を吸われるから静かなのかもしれない 鍵をもらって部屋番号を探しながら廊下を歩く瞬間がホテルの一番いいところな気がする　大浴場付きのホテルで浴場に行くのに何を着ていくか迷う瞬間が時点か？　朝食バイキン

「FF7がリメイクされたらスクエニ終わるからな」とうそぶいていたのは、中学時代の同級生だった。その口ぶりはいかにも予言めいており、しかもこの発言から随分経った後にFF7のリメイクが本当に発表されてしまった。そのせいで、俺は20代半ばになった今でもその光景をかなりの高解像度で思い出せる。 一方で、FF7そのものの記憶はそこまで鮮明ではない。ライフストリーム、ジェノバ、アルテマウェポン……。カタカナが多く、ディスクも多かった。過去の名作を知るという教養的にプレイしたものの、中学生の俺はそこまで熱中することなく、半ば義務感でクリアしていた覚えがある。当時から俺の嗜好はアクションゲームに偏っていたし、RPGというジャンルにおいてもアトラス作品の方がずっと好きだった。こうして、俺はFFというブランドに対してさほどの信頼も親しみも無いまま育っていった。 正直これもよく覚えてないそんなわけだから、FF7