[東京 6日 ロイター] 東京電力9501.Tは6日、年間200万トンのシェールガスによるLNG(液化天然ガス)を確保したと発表した。三井物産8031.Tなど大手商社2社から米国産シェールガスを年間80万トン購入するほか、残りを複数の供給者から調達する。 日本の調達価格に比べ大幅に安い米国での市場価格に連動することから、現状の価格レベルに比べ3割程度安となり、年間500億円程度の節約効果が見込めるという。 三井物産8031.Tからの調達は基本合意し、三菱商事8058.Tとは基本合意に向けて最終協議中だ。「軽質LNG」という、従来に比べ単位容積当たりの熱量が低いLNGを両商社から各年間40万トンを調達。調達期間は約20年間を予定している。両商社が参画する米南部のキャメロン・プロジェクト(ルイジアナ州)からシェールガスを原料としたLNG(液化天然ガス)が供給される。三井、三菱両社からの調達数量