図 時間管理のマトリックス このマトリックスは事項を『緊急度』と『重要度』で切り分け、四つの領域に切り分けています。前回ご紹介した『緊急中毒者』は第Ⅰ領域と第Ⅲ領域にばかりフォーカスしていたというわけです。 このマトリックスにしたがって私たちの活動を見てみると、普段の活動・行動がいかに緊急という基準で行動しているかがわかると思います。 しかし、私たちにとって、本当に重要な活動は、「緊急ではないが重要な」第Ⅱ領域活動にあります。 少し考えればわかることですが、第Ⅰ領域にある『締め切り直前のタスク』といった活動は、第Ⅱ領域:『周到な準備と計画』を怠った結果であると言えます。 つまり第Ⅱ領域へのフォーカスが第Ⅱ領域の事項を減らすことに繋がるということができます。コヴィー博士の言葉を借りれば、「第Ⅰ領域へ時間を割くことは避けられないが、第Ⅱ領域へ時間を割くことによって減らすことはできる」のです。