猫を飼っている人なら知っているだろう。猫は嗜好性が高い生き物である。好みの餌を一度でも与えると、二度と前にあげていた餌を食べなくなる。どんなに腹をすかせていようとも、「あれよこせや、あるんだろ」とハングリーストライキを起こすほどの個体も存在するのだ。そう、うちの猫ズたちである。 猫は個体差もあるが、食べ物をえり好みする。最近の研究で猫の食に関する面白い事実が判明した。「香りや味や食感よりも、自分にとって栄養のあるものを重視する」というものだ。 この研究結果を見ると、猫は食べ物にうるさいだけでなく、何を一番重要視しているのかが分かる。 猫は目新しい食べ物を怖がる習性がある 猫には、新奇性恐怖症(新しいもの嫌い)なるものがあるらしい。「新しい食べ物や普段とは異なる食べ物に挑戦するのを嫌がる。 そのせいで好き嫌いが多いと思われる可能性がある」 今回の研究を率いたペットの栄養学研究所の研究者、アド