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日本に関するamenotorifuneのブックマーク (3)

  • カフェ・ヒラカワ店主軽薄 » 『日本辺境論』(内田樹)について

    「平場」で知人に語りかけるようなフレンドリーな文体で書かれているが、 その内容は必ずしもとっつき易いものではないかもしれない。 見た目は柔だが喰って見たら噛み切れない骨が詰まっている肴みたいなものである。 つまり、書には、日および日文化をその中心で捉えるという困難を引き受ける、豪胆さと緻密さが、平易な語りかけの背後に伏流しており、注意深く読めば読むほど、そのロジックがもたらす緊張感が高まる仕儀となる。 一読、これまでのところの、ウチダくんの作品の中では、白眉といってよい作品になっている。 同時に、これまでのところの、日文化論の最高の到達点と示しているといってもよいと思う。 これまでの、(なんどもリフレインして申し訳ないが)、日論あるいは、日人の特性を示す形容はどんなものだったのか。 たとえば雰囲気に一気に流される付和雷同の傾向であるとか、容易に国際ルールに従わない陋古な島国根性

  • ヒット1000万のお礼に代えまして - 内田樹の研究室

    ブログのヒット数が1000万を超えた。 1000万というのはよく考えるとたいした数である。 延べ1000万の人に私の「毒」が微量なりとはいえ回っているのである。 なんとなく、世間への「毒」のまわりが最近速いような気がするのは気のせいであろうか。 だいぶ以前のことであるが、「フェミニズムはもう終わった」と書いたことがある。 別に終わったわけではなく、まだたいへん意気軒昂であられたのだが、私としてはできるだけすみやかに終わってもらえるといいなあという主観的願望をあえて虚偽の客観的事実認知に託して書いたのであるが、しばらくして取材に来た某新聞社の記者が「フェミニズムはもう終わったわけですが・・・」と切り出したのにはびっくりした。 こういうのは「終わったねえ」というような遠い眼をする人が何人かいると、「あ、そうなんだ。終わったんだ・・・」という信憑が燎原の火のごとくに拡がり、あれよあれよというまに

  • めちゃモテ日本 - 内田樹の研究室

    CanCamの「ひとり勝ち」状態について、これまでメディア関係者から何度か訊かれたことがある。 「どうしてなんでしょうね」 そんなこと私に訊かれても。 しかし、ありがたいことに学の学生諸君には多くのCanCam読者がおり、彼女たちは当該雑誌と競合誌『JJ』や『ViVi』との記号論的差異について、世界でいちばん詳しい。 その中のひとりであるM村くんが、CanCam系ファッションの究極の目的であるところの「めちゃモテ」とはどういう状態を指すのか、というたいへん大胆にしてラディカルな問題提起をゼミでしてくれた。 こういうおいしい「現場ネタ」を寝ころんだまま拾えるのが女子大教師の特権である。 同僚の教師諸君の多くは教室で「学生に知識を教える」ということをされているが、私はできるだけ「学生から知識を教わる」ようにしている。 お給料をいただいてそれでは「やらずぶったくり」というか「盗人に追い銭」では

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