道内 四肢障害持つトラ「タイガ」死ぬ 釧路市動物園 (08/25 21:49、08/25 22:13 更新) 釧路市の釧路市動物園で25日夕、生まれつき四肢に障害があるアムールトラの「タイガ」(雄)と「ココア」(雌)のきょうだいのうち、タイガが死んだ。肉片をのどに詰まらせ、窒息死したとみられる。懸命に生きる2頭の姿は、来園者らを感動させ、動物園の人気者となっていた。 2頭は昨年5月に生まれたが、当初は軟骨の発育に異常があり四足歩行は困難と診断された。しかし骨はゆっくり成長。2頭がじゃれ合って遊んだことも筋肉の発達に作用、懸命な飼育もあって不自由ながら歩けるようになっていた。 同園によると、25日の閉園後の午後4時50分ごろ、タイガの獣舎から「ドーン」という大きな音がし、飼育員が確認すると、タイガがもがいていた。獣医師らが処置したが回復せず、午後5時半ごろ死を確認した。 山口良雄園長は