連日報道される「築地市場の移転問題」。盛り土がされていなかったことばかりに話題が集中していますが、そもそもなぜ土壌汚染の可能性があった豊洲を移転先にしたのでしょうか? これについて、メルマガ『佐高信の筆刀両断』の著者で評論家の佐高信さんが、2011年に出版された「ある書籍」を紹介。すでに6年前の時点で、豊洲は「最大最悪の土壌汚染地であることがわかっていた」と驚きの発言をしています。 東京ガスと東京都の関係 それは書かれていたのである。しかし、マスコミが取り上げないために、大きな問題とならなかった。 私もしばしば、「だから言ったじゃないか」と叫びなるたく時があるが、『黒い都知事 石原慎太郎』(宝島社)の著者、一ノ宮美成+グループ・K21も同じ気持ちだろう。 この本が出たのが2011年1月29日。6年近く前に発行されたこの本を本棚から取り出して目次を開く。 第一章が「羽田空港国際線オープンの黒