10月に入ってから、日本のファンドからの、海外勢の資金引き揚げなどの話題やウワサが結構飛び交っていたようです。 ファンドの成績が悪いからだとか、社長がアホだからだとか、有能なファンマネがやめたからだとか、いろいろ言われているようですが、まぁそれぞれ当たっている部分もあるのかもしれませんが、ベースにはそれらの個別の事項をこえて、海外勢からの一般的な「日本株」あるいは「日本経済全般」に対する見方というものも大きくあると言えます。 極めて乱暴にいうと、日本経済というのは、外部から見るとあまりぱっとしない「中堅機械会社」(図体は大きいですが)という感じではないでしょうか。つまり、景気が良くて注文が多い時はOKですが、別に超イノベーティブな製品を出して世界を打ち負かすこともなければ、事業再構築などで生産性が持続的に上昇することもなく、品質はそこそこ良いものの、利益率はそれほど高くなくて、外部の景気が