人生に関するameyujutoteのブックマーク (3)

  • コッペパン - あめゆきをとって

    I君のことは、いつかどこかで書いたはずだ。けれども見つからないのでまた書く。 I君は、小学一年の時同じクラスだった。 昔の写真や文集の類を全部捨ててしまったので確かめようが無いが、入学式の写真の記憶が残っている。 I君と私は前列で、二人とも不安そうな表情をして写真に収まっていた。後方には保護者も並び、I君のお母さんは着物姿だったと思う。 二年か三年か、はたまた四年生かもしれない。申し訳ないけれども覚えていない。 I君のお母さんが亡くなった。 I君は二週間くらい学校を休んだ。 私達は自分の母親が突然いなくなる事を想像し、心の底からI君を気の毒に思った。 元々大人しかったI君は、学校に戻ってからも元気がなかった。 聡明な、または気の利く一部の女子が、I君にそっと励ましの声をかけるのを見たが、私は何もしなかった。 全校生徒が千人を超える、マンモス小学校だった。土地柄なのか、時代のせいか、男子と女

    コッペパン - あめゆきをとって
    ameyujutote
    ameyujutote 2021/12/05
    私にしてはよく書けた(80点)
  • 一度こわれた心は元には戻らないのだろうか - あめゆきをとって

    私は精神科の通院歴がある。でも現在は、通院も服薬もしていない。 難病と心臓の通院と服薬は生きていく限り続くので、メンタルどころではない。 精神科に通院していた頃は、辛かった。 カウンセリングも処方薬も効果を感じたのは最初だけで、どちらもすぐ効かなくなった。 救いを求めてドクターショッピングを繰り返しているうちに薬は大量になり、病院にかかる前よりもずっと具合が悪くなった。 そして私は、素人判断で通院も服薬もやめた。 私は、私を苦しめる全てから逃げる事で通院と服薬から離れられた。しかし簡単ではなかったし、決してそれを人に勧めたりはしない。繰り返すが、人に勧めたりはしない。 全てから逃げる事の出来る人は、そういない。 子供の頃から通知表に書かれていた「感受性が強い」特性は長い期間、私の欠陥であった。 とにかく私は泣いてばかりいた。泣き出せば何時間でも泣き続けた。 ひとたび何かのショックを受ければ

    一度こわれた心は元には戻らないのだろうか - あめゆきをとって
    ameyujutote
    ameyujutote 2021/09/10
    戻らないのですよ。だから逃げて。逃げてもいいのです。コップが溢れてしまう前に…
  • 父が心筋梗塞で入院してICUにいるとのこと - 関内関外日記

    父が急に呼吸困難になり、弟に救急車を頼んだとのこと。あまり健康ではない父とはいえ、たぶん、救急車を頼んだのは初めてだろう。 父はあらゆる病院と医師と揉めていて、もう来るなと言われるような迷惑な老人である。横浜でもかなり大きい病院でもこういうやりとりがあったらしい。 「もう当院には来ないと誓約書を書いていただきます!」 「おう、誓約書にはサインしてやろう。でも、患者の受け入れ拒否、それは違法だろう! 出るところに出るぞ!」 「……!」 という具合だ。こういう人間に存在価値はあるのだろうか? 幸いにしてというか、今回救急車が向かったのは、初めての病院であった。弟が救急車に同乗して、母が車で後を追った。このご時世、呼吸困難というとCOVID-19が疑われるところであるが、PCRなどは無かったらしい。 診断結果は心筋梗塞。心臓あたりの血管が壊死している、そういうやつだろう。べつに驚かない。おまけに

    父が心筋梗塞で入院してICUにいるとのこと - 関内関外日記
    ameyujutote
    ameyujutote 2020/10/24
    私も父の最期については全く同じように思っていた。けれど実際には想像とも希望とも違う逝き方だったから、死がまだ昇華していない。
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