文章と人生に関するameyujutoteのブックマーク (1)

  • コッペパン - あめゆきをとって

    I君のことは、いつかどこかで書いたはずだ。けれども見つからないのでまた書く。 I君は、小学一年の時同じクラスだった。 昔の写真や文集の類を全部捨ててしまったので確かめようが無いが、入学式の写真の記憶が残っている。 I君と私は前列で、二人とも不安そうな表情をして写真に収まっていた。後方には保護者も並び、I君のお母さんは着物姿だったと思う。 二年か三年か、はたまた四年生かもしれない。申し訳ないけれども覚えていない。 I君のお母さんが亡くなった。 I君は二週間くらい学校を休んだ。 私達は自分の母親が突然いなくなる事を想像し、心の底からI君を気の毒に思った。 元々大人しかったI君は、学校に戻ってからも元気がなかった。 聡明な、または気の利く一部の女子が、I君にそっと励ましの声をかけるのを見たが、私は何もしなかった。 全校生徒が千人を超える、マンモス小学校だった。土地柄なのか、時代のせいか、男子と女

    コッペパン - あめゆきをとって
    ameyujutote
    ameyujutote 2021/12/05
    私にしてはよく書けた(80点)
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