福岡県警早良署は11日、自宅で母親を床に放り投げるなどしたとして、福岡市早良区南庄4、会社員、草田浩之容疑者(39)と妻の真紀容疑者(38)を傷害容疑で逮捕した。母親は2日後に死亡しており、同署は傷害致死容疑も視野に死因などを調べている。 逮捕容疑は、2人は8日に自宅で、同居する真紀容疑者の母、上野礼子さん(65)を突き飛ばして転倒させ、顔面を殴り、抱えて床に放り投げるなどの暴行を加え、頭の骨を折るなどのけがをさせたとしている。2人は「母が家事をせず、言うことを聞かなかったから」と容疑を認めているという。 同署によると、10日昼ごろになって自宅で上野さんの容体が急変。2人は病院に運んだが、同日午後1時ごろ、病院で死亡が確認された。【松本光央】