渋滞解消などを目的に、連続立体交差事業が進められている京浜急行大師線(京急川崎~小島新田、約5キロ)。2014年度に予定されている駅の地下化と新駅舎完成を機に、地元からは「産業道路駅」(川崎市川崎区大師河原2丁目)の名称を変えてほしいとの声が挙がっている。賛同の声は多いようだが、果たしてこの駅名、消えてしまうのだろうか―。 「駅が新しくなる機会に、大師河原駅にしてもらえないかという声が地元から出ている」。23日の市議会本会議の一般質問で、小林貴美子氏(公明党)は、大師河原という名称が「鉄道唱歌」にも出ていることにも触れながら今後の見通しをただした。 市側は、沿線の15町会長で構成される協議会が昨年11月、「産業道路の駅名変更に関する要望書」を市と京急あてに提出していることや、近くの「殿町3丁目地区」で新産業分野の研究開発拠点づくりを進めていることなどを説明。阿部孝夫市長は「駅名変更は今