印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力国産レスキューロボット「Quince(クインス)」=4月28日午後、千葉県習志野市の千葉工業大、古川透撮影福島第一原発2号機原子炉建屋を探索するクインスの操作画面=東京電力提供 東京電力福島第一原発の復旧支援のために投入され、建屋内で動けなくなった国産の災害救助ロボット「Quince(クインス)」を救出するため、開発チームが今月にも「お助けロボ」を現場に投入する。原発では今後、廃炉に向けてロボット技術がますます必要になる。放射線量が高く、がれきが散乱する過酷な状況への再挑戦は、技術改良の貴重な機会という。 クインスはロボットの運動性能を競う世界大会「ロボカップ」で優勝を果たすなど、高い走破性能が売りだったが、ちょうど3カ月前の昨年10月20日、2号機原子炉建屋内で放射線量を測定し、周囲の様子の撮影などをして帰還する途中に停止し、通信が途絶えた。現