小宮山洋子厚生労働相は5日の記者会見で、たばこ1箱当たりの値段について「毎年100円ずつ、最低でも700円ぐらいまで引き上げるべきだ」と述べ、たばこ増税に強い意欲を示した。 小宮山氏はさらに、たばこ行政を財務省が所管していることに関し「たばこ増税は税収を上げるためではなく、健康を守るためのものだ。財務省の所管というのはおかしい」として、厚労省に所管を移すべきだとの持論を展開した。 昨年10月、たばこ税は1本当たり3・5円引き上げられ、販売は大幅に減少。東日本大震災では福島県の葉タバコ農家が作付けを断念するなど打撃も受けており、関連団体から反発の声も上がりそうだ。