ひと口サイズの固形食や練り歯磨きのチューブに似た容器の先にストロー状のパイプを付けたものを使用して、クリーム状、ゼリー状の食べ物を摂取していました。チューブ式の宇宙食は離乳食のようなものですから、宇宙飛行士たちには評判が良くなかったそうです。 写真は、マーキュリー時代初期のころのチューブに入った宇宙食とゼラチンでコーティングしたスナックです。アメリカ人として初めて軌道上の宇宙船内で食事をしたNASAのジョン・グレン宇宙飛行士の食事には、チューブに入ったアップルソース、ビーフグレービー、野菜ペーストが含まれていました。 ひと口サイズの食品、中程度の水分を含んだ物、そして乾燥食品が使われ、不評だったチューブ式の宇宙食は無くなりました。この時代には、包装を開くためのはさみや乾燥食品に水を加えるためのウォーターガンなどの器具が登場しました。 写真は、1965年、最初に船外活動を行ったアメリカのジェ