朝起きたら、家に帰っているはずの父がいない。おかしいなと思いつつもそのまま会社へ行き、一日を過ごした。夜、帰宅して玄関を開けて驚いた。ゴム臭い事でおなじみのエアーベッドがたたんであるのだ。一瞬どういう事か考えた。考えたけど答えはすぐにわかって、えーっ!!と大声で叫んでしまった。電気をつけて部屋の中を改めてよく見てみると、昨日僕が書いた餃子の書き置きの余白部分に、父からの伝言があった。 - 餃子うまかった!永い間世話になったが もう大丈夫なので引揚げる。床のふき掃じ 食料品の整理等しておいたがゴミ処理 等、あとはよろしく頼む。近々お母さんと 遊びに来れたら良いなと 思ってる。 それではさようなら。いろいろありがとう。 10/30 13:30 父より。 - 正直、泣きそうだった。何の相談もなしに急にいなくなるものか?無理にでも土日は家にいて、少しでも話をすれば良かったと後悔する。とりあえず冷蔵