文=大塚 千春 写真=高橋 久雄 店にメニューは、一切ない。席に座れば、途端に次から次へと小皿に盛った料理が運ばれてくる。「お飲み物は?」と聞かれ、焼酎や日本酒を頼めば、店頭に並ぶ一升瓶から「好きなのを持っていってください」と促される─。 おまかせ料理には、酢の物、煮物、ごはん、焼きそばなど(左下)のほか、刺身が必ず2品付く(右・写真は5人前)。常連客にはアユなど旬の食材を出して変化を付けることも(左上)。「お酒はだいたい4人で1升。焼酎を飲む人が多いので採算はとれる」と渡邊さん 東京・青物横丁のこの居酒屋は、四国家庭料理の店「四万十」。メニューがないのは、料理はおまかせのみ、かつ飲み放題で4000円ポッキリという「ワンプライス店」だから。飲み物も、各7~8種類を揃える焼酎・日本酒以外は、ビール、梅酒、ウーロン茶のみのため、メニューを用意せずとも口頭で済んでしまうのだ。 同店がワンプライス
![飲み放題付きで4000円のワンプライス店 - 日経トレンディネット](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b3e5007966dbd4f3d66f0d2934581c097ba8c83d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftrendy.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fsnssite%2Ftrn_ogimage.png)