とうとう『東のエデン』TVシリーズが先週を以って(関東地方)終了した。例によって管理人はつい今しがた、中盤から撮り溜めした本作を最終話(11話)まで視聴したわけである。 軽く総括に入ろう。まず管理人はこのアニメを観てから、ず〜っと感じていたのは「いやに村上龍、村上龍しているアニメだなぁ」と言う事である。軍事的な描写(トマホークやイージス艦)やらパンツ君(板津君)の退廃的なネット・ニートぶり、学生サークルによる”東のエデン”というベンチャーサイトの立ち上げなど、本作の随所に村上龍的なギミックが散らばっている事に賢明なる読者諸兄ならお気づきであろう。 作品のテーマ的には、「希望の国のエクソダス」とか「半島を出よ」とかに凄く似ている。どちらかというと、「希望の国のエクソダス」に近い。この小説は大まかに言うと、近未来の衰微した日本でニートっぽい若者が環境ベンチャーすると言う話だが、話のテーマが『あ