韓国・聯合ニュースによると、ロッテグループの創業者、重光武雄氏(韓国名:辛格浩)が19日、ソウル市内の病院で死去した。98歳の大往生だった。 1921年、日本統治時代の朝鮮半島慶尚南道生まれ(戸籍上は1922年生)。戦時中の1942年に日本で一旗あげようと、関釜連絡船で渡航。早稲田実業学校で学んだあと切削油製造や軍需用の石鹸製造で身を興し、終戦後の1947年、進駐軍が持ち込んだチューインガムが流行ったのをみてガム製造に参入。創業期は自らもリアカーを引いて手売り歩いたといい、その情熱がのちに日本を代表する菓子メーカーとしての大成功を引き寄せた。 次に一大転機となったのが母国・韓国への進出だ。日韓国交正常化から2年後の1967年に韓国に現地法人を設置。ただ菓子業ではなく、製鉄業進出を希望した。 それは当時の朴正煕政権には認められなかったが、ホテル業を足掛かりに多角化経営への道を歩み出した。日本
![ロッテ重光武雄氏死去。ガムの手売りから財閥へ創業伝説](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0db425c32c917a547268397eeea59feeefaa30c8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fagora-web.jp%2Fcms%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F01%2Fd47570854c1c5a1d08c10dd9f542c435.png)