スタートアップは上場する際、資金調達のための新株の発行と既存株主による株式の売出しを行います。この時、市場に放出される株式のボリュームによって、その後の会社の株式の流動性が方向づけられていきます。果たして上場時の株式の流動性に適切・妥当な水準はあるのでしょうか? 本稿はVoicyの放送を加筆修正したものです。 (ライター:代麻理子 編集:正田彩佳)上場時の売出比率は低い方がよいのか?朝倉祐介(シニフィアン共同代表。以下、朝倉):マニアックなお題ですが、スタートアップの上場時における株式の妥当な流動性比率について考えてみたいと思います。 IPOすると、会社は新規に株式を発行することによって、市場から成長に必要な資金を新たに手に入れられることができます。また同時に、既存株主は上場時に保有している株式を売出すことによって、お金を得ることができます。苦労して会社を立ち上げた創業メンバーや、会社を支
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