『わが映画人生 西河克己監督編』 一部抜粋 1993年8月6日 にっかつ撮影所にて インタビュアー:千野皓司監督 製作担当:奥中惇夫 西河克己監督 1918年鳥取県生まれ) 千野「どうして、映画監督を志されたんですか?」 西河「映画監督を志したというよりは、小説家になりたかったんですね。まあ、だめだったなら映画監督でしょうがないと。昔は、今みたいに文学賞がたくさんないから、新人の登竜というと芥川賞か直木賞ですよね。その時代は直木賞という気持ちはなかったから、芥川賞を受賞したいと思っていて、同人雑誌をやっていて。大船に助監督で入ってからもまだやってましたよ、同人雑誌を」 千野「何という雑誌ですか?」 西河「青衿派(せいきんは)というんですね。青い、衿の、派」 千野「それは、どういう人と?」 西河「今言ってわかるのは、角川書店を作った角川源義氏が一緒でした。小説家になった人はついに一人もいなか
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