第19回東京フィルメックスにて行われた国際批評フォーラムにて 2018年11月25日に閉幕した第19回東京フィルメックスにおいて、国際批評フォーラム「ラウンドテーブル:映画担当新聞記者と語る」が11月18日、有楽町朝日スクエアにて開催された。この日は東京フィルメックス・ディレクターの市山尚三さんを司会に藤井克郎さん(産経新聞)、石飛徳樹さん(朝日新聞)、勝田友巳さん(毎日新聞)、古賀重樹さん(日本経済新聞)、恩田泰子さん(読売新聞)といった新聞各氏の映画担当者が登壇。インターネット以降の新聞における映画の記事の作り方や批評のあり方について活発な議論が交わされた。また後半には、先日、東京国際映画祭のブリランテ・メンドーサ審査委員長が「娯楽性とアート映画は共存しない」と発言したという報道についての各氏の持論も語られた。 ■インターネット登場以降の試行錯誤 市山尚三(東京フィルメックス・ディレク