サイエンスクリップ 睡眠に関係しそうな「短い周期の体内時計」の発振源がみつかった 2018.10.17 工樂真澄 / サイエンスライター ある寝具メーカーが日本人1万人を対象に行った調査では、約7割の人が睡眠に満足していないという。四六時中いつでも明かりが手に入る現代では、不眠症には至らなくても、生活リズムが崩れやすくなるのは当然だろう。 生物の多くは本来、自然な明暗のリズム、つまり地球の自転周期に合わせたリズムで生活している。ただし、体が刻むリズムは正確に24時間周期というわけではなく、外部から隔離された時計なしの環境で観察すると、体温や血圧など多くの生理活動の周期は少しずれている。このリズムは生物種によって異なるものの24時間から大きくずれることはなく、「概ね(おおむね)1日」であることから「概日リズム(サーカディアンリズム)」と呼ばれる。サーカディアンリズムは太陽の光や温度などの外部
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