理由として「シリコンバレーには起業家を支えるさまざまな仕組みがあるが、日本にはない」とも言われますが、では、なぜそういう仕組みが彼の地にはあって、日本にはないのでしょう? そんなことを考えていて、思いついたのが次の図です。 「社会適応スキル」とは、受験や就活スキルなどの“さまざまな関門を要領よく切り抜けるスキル”です。そして「自己抑制キャパシティ」は、「どの程度くだらないことに耐えられるか」という能力(?)です。 例えば、23歳から64歳まで40年間、毎日地下鉄のラッシュでもまれる人生に耐えられ、「こんな資料、誰も読み直さないだろう」と分かっている会議の議事録を何時間もかけて作り、課長に“てにをは”を直されては素直に修正し、部長に印刷がずれてると言われてはインデントの設定をやり直す、そんな仕事に耐えられる人は「自己抑制キャパシティ」が大きいといえます。 この2つの基準の組み合わせで4種類の
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