前回と前々回では、レガシー(2)「お客様は神様である」は本当かを検証した。「お客様は神様です」という言葉は魔力を持っている。とりわけ、顧客の方の力が強く、競争の激しい飲食業や宿泊業など1回でも不愉快な思いをさせただけで顧客が離れてしまう業種においては。サービス業変革のキーとなりうるのは、「私たちが選んだお客様こそ神様としてのサービスを受ける資格がある」という発想ではなかろうか。 さて今回は、レガシー(3)「良いサービスを提供しても高価格を取れない、むしろ、過当競争・コストダウン競争に巻き込まれ質・収益が低下する価格競争に陥ってしまう」というレガシーと対峙する。 サービスはモノとは違い、質の差を文字や数字で可視化することが容易ではない。そのため、業界内で一度値崩れが始まると、品質のいかんにかかわらず、ただいたずらに安売り合戦が泥沼化する可能性が高いのだ。 例えば、以前は10分1000円が相場
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