デジタルグリッドが、自然エネルギーと共存できる社会と新しい市場を作り出す。 2011.12.18 阿部力也 (東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任教授) スマートシティには、自然再生可能エネルギーをいかに有効利用するかという視点が欠かせない。そして、変動の大きい自然再生可能エネルギーを基幹電力網で扱うには、需要者側からの電力制御が行えるスマートグリッドが必要だと言われている。 東京大学大学院の阿部力也特任教授が提唱する「デジタルグリッド」構想は、スマートグリッドをめぐる議論に新たな一石を投じることになるだろう。分散電源間で自由に電力を融通できるデジタルグリッドは、スマートグリッド/スマートシティの枠組みを超え、新しいエネルギー市場を生み出そうとしている。 (インタビュー・文/山路達也 写真/MOTOKO) 「同時同量」が原則の電力網は、 自然再生可能エネルギーを扱いづらい
![電力をインターネット化するデジタルグリッド (1/6) | Telescope Magazine](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8dd99df2ffc529d80b550861b369747c6c5fc122/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.tel.co.jp%2Fmuseum%2Fmagazine%2Fenvironment%2F111218_interview%2Fimg%2Ftopimg_interview01.jpg)