連載の最終回となる今回は,Web2.0の少し先に目を向けてみたい。取り上げる題材は,次世代のアプリケーション・プラットフォームとして各所で注目を集めている「Apollo」だ。Apolloはアドビシステムズが開発中のデスクトップ・アプリケーションの開発・実行環境である。Apolloの設計思想や盛り込まれている機能は,まさに「Web2.0の次」を感じさせるものだ。 Web技術でデスクトップ・アプリを実現 まずはApolloによるアプリケーションの一例である「ScreenPlay」を紹介しよう。図1を見ていただきたい。赤い円と,その赤い円で囲まれた小さなウインドウがある。ウインドウで線の色や太さを指定すると,デスクトップ上にマウスで自由に線を描けるというものである。ご覧のように,ウインドウは透過処理されている。 このようなデスクトップ・アプリケーションを実現するためには,これまでVisualBa
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