バイオインフォマティクスは、膨大で複雑なデータに埋もれている生命現象を、情報科学や統計学などのアルゴリズムを用いて解き明かしていく、生命科学と情報科学の融合分野である。RNA/DNA シークエンシング技術を利用した遺伝子発現量解析、ゲノム解読、ゲノムワイド関連研究(GWAS)、分子動力学シミュレーションによるタンパク質構造解析、機械学習を利用した分子機能予測などの研究が行われている。 システム・プログラミング言語 バイオインフォマティクスの研究ではコマンド操作やプログラミングしやすい Linux あるいは Macintosh などがよく使われている。また、プログラミング言語に関しては、機械学習や科学計算ならば Python、塩基配列やアミノ酸配列などの文字列処理ならば Python/Perl、統計解析や比較トランスクリプトーム解析ならば R などのように、目的に応じて使い分けることが多い。