腕の筋電位でコントロールするゲーム ユビキタスコンピューティングが環境を利用したエンタテインメントであるとしたら、逆に人間の身体感覚と遊びを取り入れた発表もあった。 公立はこだて未来大学の中條明彦氏 ファミリーコンピューターのコントローラーに代表されるように、従来のコンピューターゲームでは、両手で握るコントローラーが重要なインタフェースデバイスとして使われてきた。しかし、人間の生体情報を用いることができれば、これまでの枠にとどまらないゲームが可能になる可能性がある。公立はこだて未来大学の中條明彦氏らは、生体信号を利用したゲームを作成した。 このゲームはふたりでプレイする。WISS2003で発表された「動揺の悪循環」ゲームの発展系であり、何より楽しいことが重要だいうコンセプトで、両腕の筋電位を入力に使用している。筋電位とは筋肉の収縮にともなう電位である。 実際に試作してみると、力を入れること